Beautiful Life ママナースの幸メモ

二児のワーキングママです。女性がまだまだ生きにくい社会ですが、自身が体験したことから学びや気づきがあったことを書いていきます。共感してもらえたり参考になれば幸いです♪幸せに生きるため日々貪欲に生きています。

切迫早産体験記。切迫早産を乗り越えて会えた我が子への手紙。

日記、手紙調の記事になります。

記憶が薄れないうちに書き残しておくことにしました(*´-`)

 

切迫早産体験記

   ちょうどこんな暑い頃だった。忘れもしないあなたを妊娠中、私は切迫早産の診断で妊娠25週にして緊急入院となった。妊娠6ヶ月頃からお腹が張りやすいと感じていたけれど、上の子のときもよく張っていたし念のため張り止めの内服薬を飲んでいたので大丈夫であろうと妊婦検診に行った矢先だった。

  入院に至った理由は、子宮脛管の長さが1.5cmしかなかったからだ。通常3~4cmのところ短くなっている状態。強い張り(子宮収縮)を繰り返すことで子宮脛管が短くなっていく。つまり、お産のときは0cmになり子宮口開大となる。

   私の場合、逆子でしかも、足が下になっている状態。万が一破水して臍帯や片足が飛び出たらその週数でのお産になってしまう。出てくるのにはあまりにも早すぎる週数。万が一産まれても自分で呼吸もできないし、眼や他の器官も未発達だろう。「車いすでこのまま病棟へ上がってもらいます。」という指示だった。着の身着のままだったが、わずか10分の自宅に着替えや荷物を取りに帰ることも許されなかった。

   そこからは入院して24時間の持続点滴スタート。ルテオニン(ウテメリン)、いわゆる子宮収縮抑制剤だ。仕事も上の子のことも家のことも全てがストップになった。動いていいのはトイレと洗面所の移動しか許されなかった。すごく不安だった。ベッドで安静にするだけなので何もやることがなく、ふいに不安が押し寄せてくる。「早産になったらどうしよう‥‥。」「今産まれてこの子は無事生きられるのか?」「何か後遺症が残るのではないか?」「一体いつまで入院になるのか?」「退院した場合無事に正期産までもつのか?」そんなことが気になって検索してばかりいた。そもそも退院できるかも分からない。もしかしたら、正期産まで3ヶ月も入院になるかもしれない。恐怖と不安でどうにかなりそうだった。とにかく無事に産んであげたい!

  数日後、早産予防の手術をすることになった。子宮脛管縫縮術だ。

   手術なんて初めてだった。麻酔も初めて。さまざまなリスクの説明を受ける。恐い。手術中に破水する危険性もあると。でもあなたを守るためだ。恐いなんて言ってられない!1日1日指折り数えてあなたの成長を願っていた私。赤ちゃんの成長にとってお腹の中が一番の環境。1日でも長くお腹の中にいてほしい。そのために手術を決意した。

  術後は点滴や管につながれて身動きが取れない。痛くて不快で仕方ない。自分で動くことができないし、食事も絶食。安静にするのが自分の仕事だった。

   安静にしているのに、手術の影響でお腹が張りまくる。この勢いで陣痛に繋がったらどうしようと不安になる。ナースコールを押して助産師さんにモニターをつけてもらう。点滴を増やし症状により調整してもらった。

   その夜、なんと隣のベッドの人が急遽お産になったのだ。同じく切迫早産で3ヶ月も入院されている人だった。自分もそうなるのではないか、とさらに不安になる。手術による刺激でお腹の張りは多いものの、なんとか誤魔化しつつ細切れに眠った。

  手術翌日から歩くことができた。最初はヨロヨロ。移動許可はまだトイレと洗面所のみ。食事は重湯から開始。腹持ちは悪いけれど絶食よりはマシ。シャワーも2~3日に一回くらいは入れるようになった。すごく気持ちがいい。でも入らない日は汗でベタベタになる。病室はエアコンが効いているのに、夏の暑さには勝てない。でも、シャワーに入るとお腹の張りが増すので頻繁に入るのは不安だし、危険をおかしてまで入りたいとも思わなかった。

   数日かけて徐々に点滴を減らしていき、内服薬に切り換えることができた。点滴の無い身軽さに違和感。3週間ほどで退院できたが、とっても長く感じた。久しぶりに外の空気を吸って「こんなに暑かったんだ」と感じた。その頃妊娠28週に突入!救命率が上がる週数だ。8ヶ月の大台に乗れた!ここまでがまず第一目標だったのでホッとした。

  そこから36週頃まで自宅で安静にしていた。外出はできないので室内でも最低限の移動のみだ。それまでの間、親にお手伝いに来てもらって上の子の相手や家事をお願いした。そして、38週で出産となった。

 

産まれてきたあなたへ

 まだ幼いあなた。

   産まれてきてくれたあなたはすごく大きくてびっくりしたよ。一人目よりも陣痛が痛くて苦しんだけれど、あなたの産声を聞いたら本当に安堵の気持ちでいっぱいになった。充実したマタニティライフとは程遠かったけれど、そんなことは全てチャラになるくらいあなたは可愛い。一緒に出産という大イベントを乗り越えたね。

  産まれて数ヶ月。赤ちゃんのあなた。私の顔を見るとニコー!っと満面の笑みでハイハイしてタッチしに来る。名前を呼ぶと目を合わせて反応する。あなたの名前をたくさん呼べることに感謝しかない。生きている。可愛くてたまらない。

   あの頃、入院生活も手術も安静生活も全てがストレスで辛かったし、いつ早産に繋がるかとお腹が張る度に不安で押し潰されそうだったけど、頑張って乗り越えることができて本当によかったと心から思える。頑張れたのはあなたが元気にお腹で動いてくれていたからだよ。毎日助産師さんが聞きに来るあなたの心音で「今日も元気。生きている。」って励ましてくれていたよね。ありがとう。

  私は早産を免れたのだから運が良かったのかもしれない。こんなに可愛らしい天使に会えたのだから。もう少し大きくなったらあなたを産んだときの話をさせてね。

   この暑い季節になる度、あなたと過ごした入院生活のことを思う。元気に産まれてきてくれてありがとう。